ブログ・活動報告

活動報告:「 教育かたらい~政策編~」を終えて

「傾聴」
語らいから2週間経った今でも、このことばが耳に響きます。

子ども家庭庁の話、家庭間・地域間格差の話、「個別最適な学び」支援の話、テクノロジー活用の話、学校教育の目的の話、グランドデザインの話と、とても重要な話題が続く中、参加した一人の高校生が語った不登校の友人の話が私たち大人に現実を突き付けました。
「先生が信用できない。」
「大人が信用できない。」
「大人の皆さん、頑張ってください。」
高校生のこの声は、「全ては『信頼』あってこそ成立するもの」ということを私たち大人の胸に刻ませました。
子どもたちの大人への信頼減。
社会の学校への信頼減。
民の行政への信頼減。
失われてしまった信頼は、どうすれば取り戻せるのでしょうか。
私たち大人の「傾聴力」が問われていますね。
適切な「傾聴」によって認識のズレを解決し、現状の分析を実態に即した取り組みに落とし込んでいく。
今まさに、そんな丁寧なつくり方が必要なのでしょう。

今回、語らい人の皆様からは、今後の政策への希望をいただきました。
府省庁を超えて互いに信頼し合い、「子ども真ん中社会」を共創しようとされるお姿。
そして、自分たちが進む道が望ましい方向なのかを確かめるべく、広く様々な人の声を聞こうとされるお姿。
更には、重責からの相当な重圧の中でも、前向きに一生懸命により良いものを作り続けようと頑張っていらっしゃるお姿。
これからの子ども政策に関わる方々を心から信頼できると感じました。

語らい人の皆様、そして御参加くださった皆様、充実した時間をありがとうございました。

なお、語らい人の皆様のお気持ちもあり、今後もしばしば同じメンバーで語らいの時間をつくろうということになりました✨
今回は4つの府省庁を超えて語らうことが第一の目的でしたが、二回目以降は、テーマを決めて語らうなど内容の深まりも作っていきます。
この語らいはどんな人でも参加できる会ですし、是非、お気軽にご参加ください。


2023/01/22 12:55
一覧へ    

最近の投稿