ブログ・活動報告

活動報告:ウクライナ避難民家族をお迎えして「平和」を考える会

「戦争はなぜ無くならないのだろう?」

「平和を保つために私たちにできることは何だろう?」

「ヴィターユ イキ!」で始まった「ウクライナ避難民の御家族をお迎えして」の会は、ウクライナの今から私たちの地球の未来を考えるかけがえのない時間になりました。「関心を持ち続けてほしい。無関心になることが最も怖い。」という登壇者からのメッセージは、今でも胸に響きます。

それにしても、やっぱり、実際に会うって本当に大切ですね。今回も、避難家族の方々とお会いできたことで、お互いに体温を交わし、距離が近づき、関心も高まりました。コメントの際に涙を堪えようとしつつも泣いてしまった学生を見て「私は、戦争が始まって以来、近くで人が亡くなっていくのを見ても涙も出なかった。泣いちゃダメだと思ってたんだと思います。今日あなたに会って、泣きたい時には泣いていいんだということを思い出しました。」と言って涙ぐまれたヴィクトリアさんの姿は今でも忘れません。

別府からいらっしゃった皆さんは、翌日、フェリー「きずな」で壱岐を後にされました。お別れの際に手作りのどんぐりゴマをプレゼントしたところ、「ウクライナにも同じようなコマがあるんですよ」と言って、小さなコマを上手に回して遊び続けていらっしゃいました。

幣法人では、「子どもエキスポ in 壱岐」と「NPO法人Beautiful World」を支援して、12月末まで、5家庭のウクライナ避難家族を壱岐にお迎えし、島内の多くの方々とお繋ぎしていく予定です。

最後になりますが、お忙しい中、この会のために御理解・御協力いただきました、別府市職員の河合様、聖心女子大学の永田先生、そして壱岐市社会福祉協議会の皆様や平山旅館様に心から感謝申し上げます。(文責:入江潤)


NPO法人Beautiful Worldさんと協働し、この会を壱岐で12月末まで開催いたします。

どんなに想像しようとも、真の意味から想像することができない事柄ってあると思います。わたしにとっては「戦争」もそのひとつです。

教育現場など、いろいろな場所でよく「自分ごと化」という言葉を使う場面を見ますが、あれは教育に取り入れる言葉としては、あまりにも曖昧。

世界の事象を「自分ごと」になるまで取り入れたり学んだりするのは、実はとてもハードなことです。

そしてその「自分ごと化」の目的が、「大人が子どもに未来を担わせるため」である場合が多いことにも、違和感をぬぐえない。

おとな自身が、まずは世界の事象に耳を傾けましょう。

それが本当に自分の言葉として腑に落ちてから、子どもと一緒に考えましょう。

ご自身のことを言葉でシェアしてくださった、ヴィクトリアさんとミラーナさん、ヤーナさんとかずまさんに心から感謝いたします。(文責:加藤彩愛)


2022/11/06 20:37
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